ネパールNGOスタッフ学校設立に向けて

2010年4月28日水曜日

カトマンズ市のゴミ処理問題

市職員及び教育機関関係者とカトマンズ市のゴミ問題に関する会議を行った。ディベロプメント・ファシリテーターを務める理事長の提案で、学生を核としたゴミ処理推進体制の手順とスケジュールを議論する。計画は二段階に分かれており、第一段階では主にゴミの分別と資源化再利用。第二段階で生ゴミをコンポスト(堆肥)としてインバートメントする運動を学生が中心となって広めていこうという計画だった。生ゴミの堆肥化は問題点も多く、先進国でも失敗している例が多い。ネパールで進めるに当たって学生を中心とし、学校を花でいっぱいにする事からはじめ、その後堆肥の有料引き取り等に移行していこうという発想はなかなか的を射ているように思った。

会議には前回蓮を取りに行ったときの職員の一人も参加していた。意外にも彼の提案内容は現実的で、第一段階を今年度の予算が使える7月末までに3つの地区300校程度で実施しその動向と来年度の予算を考慮しその後のスケジュールを立てるという物だった。今回のプロジェクトに関しては、着任したばかりという事もあり、僕はほとんど関与していない。お手並み拝見と行ったところである。立場上、カトマンズに来てからこの町でどのようなゴミ処理が行われているか見てきたが、ゴミの内訳はプラスティックやビニールが多く、再利用できる資源は少ないように感じた。生ゴミ等を減らせるだけでも効果は大きいと思うのだが、今後の動向を見守りたい。