ネパールNGOスタッフ学校設立に向けて

2010年4月21日水曜日

渡航準備

ネパールで学校を創りたいと思い立って、1年あまり情報収集と準備の期間がかかった。すべての情報を記載することは到底できないが、ネパールで生活あるいはNGO活動をするに当たっての準備と参考になる情報を掲載しておく。

NGO-JICAジャパン・デスク(ネパール)
http://www.jica.go.jp/japandesk/nepal/index.html

海外移住情報
http://www.interq.or.jp/tokyo/ystation/

ネパール半移住の勧め
http://homepage3.nifty.com/earthbound/

準備活動で一番優先順位が高かったのは、どのNGOと協力関係を取り付けるかの調査と折衝である。正直、言葉の通じない外国で、学校を創って教師になりたいなど、自分一人では無理。
今回僕が所属するNGOに現地理事として迎えてもらえたのは僥倖と言うより他はない。実際には色々な不満や衝突もあったのだが、素直に感謝している。僕の本名や所属するNGOは現地情報に詳しい人であれば一目瞭然であるが、ここでは一応伏せておく。


多くの人は海外でボランティア活動をする際、最も必要な技能に語学力をあげるのでは無いだろうか?僕自身も、語学力は極めて大切だと思う。しかし、今回ボランティアを行うに当たって僕はネパール語習得をあきらめた。僕の年齢ではしゃれにならないほど時間がかかるからである。自分でネパール語を習得するより通訳を雇った方が現実的だと考えたからである。日常生活の最低レベルは旅の指さし会話と英語でやりくりし、複雑な会話はNGOに2名いる通訳にお願いすることにする。発音等の問題でどうしても意思疎通ができないための筆談用にホワイトボード(シート)とマジックも持って行く。

電子機器は現地では高性能なものが手に入りにくく価格も高いため、日本から持って行く。携帯電話はSIMロックを外した第三世代携帯が現地で使えるという情報を得たので、SOFTBANKのプリペイド携帯を購入し、YahooオークションでSIMロック解除の業者に依頼する。SIMロック解除は携帯のソフトを書き換えることから一部機能に支障が出るということだが、とりあえず試してみることにした。日本では携帯メールの機能に支障が出たが、現地でSMSが使えれば問題なしと割り切る。
http://onlineshop.mb.softbank.jp/ols/html/model/index_prepaid.html

ノートパソコンとビデオカメラとデジカメも今回用に購入した。また、変圧器と変換プラグセットも買ってゆく。

海外への送金手段についてはスルガ銀行のVISAデビットカードが便利との情報を得るが、手続きに公共料金領収証が必要になるため間に合わず(前回分は捨ててしまった)、CITIBANKを使うことにする。意外と時間がかかるので、遅くとも1ヶ月前には手続きを終わらせるつもりで当たった方が良い。

手数料を節約して便利に海外送金する方法
http://kaigaisokin.seesaa.net/category/6329228-1.html

日本の事務所や知人との電話にはSKYPEが便利そうだったので、ヘッドセットを購入しインストールしておく。ついでに日本国内固定電話かけ放題の月額プラン(695円)に加入。
http://www.skype.com/intl/ja/

航空チケットの手配はマンション売却の契約確定後すぐに手続きをとったが、引き渡しまでの期間が3週間しかなかったので、ぎりぎりだった。遅くとも1ヶ月前。できれば2ヶ月以上前に購入しておくことをお勧めする。

僕が準備に1年あまりもかかってしまったのは、僕の理想とする教育をネパールの現実に沿った形で実現可能なプランにまとめるためだ。調査を進め思案を巡らせるにつれ、教育の方針や内容についてもかなり変わっているが、おおよそ自分で納得できるレベルまで煮詰めた。内容については今後このブログで紹介していきたい。