ネパールNGOスタッフ学校設立に向けて

2010年5月11日火曜日

幼児教育2

シュタイナー教育では心と体の発達段階に応じた自然な教育が必要とされており、0~6歳は意思・行動力の基礎。7~13歳は感情の基礎。14歳~は思考の基礎に重点を置いた教育がなされるべきだという。彼は幼児は自然とのみ接するべきで、テレビやゲームのようなものは出来るだけ遠ざけて置くべきだと主張している。
一方、ドーマン式や石井式では、フラッシュカードを使ってゲーム感覚で子供に計算や漢字を記憶させるべきだと主張している。その際の注意点として、教材は子供の発達状態を考えて大きめに見やすく、学ぶ楽しみ、飽きる前にやめる。カードはスピーディーに見せ、テストしないよう指導している。
久保田式では、テレビはどんどん見せる。赤ちゃんは、何度も繰り返し流れるコマーシャルが大好きで、好きなコマーシャル見たら泣きやむ子がいますが、それは、赤ちゃんが自分の好きなものを選んでいるということだそうだ。

全く色々な教育法があるもので、素人にはどれが良いのか判断がつかない。しかし、自己流で理想の教育なるものを掲げてみる。


1.乳幼児期は脳神経が急激に発達する時期で、発達段階に応じ、好奇心に沿った遊び(教育)が肝要。飽きる前にやめさせる
2.子は親の鏡。子供の前でうそをつかず、約束を守り、円滑な人間関係を見せる。
3.親子のコミュニケーションは重要。そして色々なものを体験させる。 

第一期 
この時期は一番学習・適応能力が高いので、見る、聞く、嗅ぐ、食べる、触る等、五感を通し、全身で自然と世界のあらゆるものとふれあい体験する時期。きれいなもの、美しい音楽だけでなく、子供が興味を示すいろいろなことを体験させることが重要 最も重要なのは親の子供に対する接し方とコミュニケーション。学習能力が高いので読み書き、計算、外国語、社会性を身につけさせておくとそれ以降の学習効果が格段に向上する。
とりわけ読解力はあらゆる学問の基礎。絵本の読み聞かせから、本に興味を持たせ読書量を増やすことは重要。
個人的見解になるが、コンピューターに触れ、タイピングソフトから入り、音楽を聴いたり、興味があることをネットで検索しマウスオン辞書を使って読み始めたりすることは良いことのように思う。ただし、テレビゲームは刺激が強すぎ、他の事への興味が低下するるので、やらせるべきではないと考えている。

第二期 
学ぶ習慣 教養身につける 世界観の基礎身につける 公文式による個別学習や読書量を増やすことも重要
 読む考える書く習慣 成果物主義 学ぶ意義理解 調べる習慣 体験学習 基礎教育と教養
 人間や社会等、一般教養を身につけ、魂、世界と言語、知性と感性、そして人間と社会というものを理解し、自分の進みたい方向性が見えてくれば卒業

第三期
 基礎の応用を体験で学ぶ 人の目利きと付き合い方 ビジネスのスタイルと手順 自己の確立 世界観の確立 専門分野を作る 生涯学習の習慣を身につける

毎日30回はgoogleで検索し、きちんと覚える。自分がこうありたいというビジョンを持ち、情報に対する嗅覚を養う。
自分の興味のある分野や希望する進路に関連することをとことん調べる。一万回検索すれば自分の求める方向性が見えてくる。

ここでは幼児教育についてのみ扱ったので、他の部分については後日の説明にまわしたい。