ネパールNGOスタッフ学校設立に向けて

2010年7月14日水曜日

気候大変動

気候大変動は、日本語では地球温暖化といわれる事が多い。大気中の二酸化炭素濃度が増えることによる温室効果により、数十年~百年後の地球は今より気温が数度上昇するかもしれないという学説である。様々な学説があり、中には地球が氷河期に突入するという学説まであるが、僕は地球温暖化が起きるであろうと予測している。
経済危機と同様にあらかじめ対処法を準備しておけば、日本や欧米のような先進国はある程度、被害を抑える事ができるだろう。しかし、アフリカやバングラディシュのような熱帯・亜熱帯地帯の貧困国はどうなるのであろうか?政府による出産制限もなく、人口増加は地球上で自然と共生できる限界を大幅に超えている。人間が地上で物質的に豊かな生活をするということは、自然を大きく歪めることと同義である。その反動として地球の気候は大規模な異変を起こし、その変動は後進国に住む何億・何十億と人達を貧困そして死に追いやる。

人間は地球に巣食う寄生虫だと考える人もいる。僕自身、グローバル化だのFXだのと物質主義・拝金主義に目を血走らせている人達を見いていると、胸が押しつぶされそうな暗い気持ちになる。打算と保身と世間体に気を配ることで手一杯の人達。そんな人達のエゴが、地球を・力なき人々を・儚き生き物たちを押しつぶす。
今の地球の環境と国際経済の動向を見る限り、希望的な未来は見出せない。人間はそれほどまでにおろかな生き物なのであろうか?結局のところ人間は破局的な困難・試練に遭遇しない限り、自らの行いを省み団結することはないのかもしれない。
しかし、僕はそうでは無いと信じたい。明るい未来への繋がる子供達をこのネパールで育てたいのだ。
永い地球の歴史上、生命活動に激変をもたらす環境の変化は何度もあった。二酸化炭素やメタンガスの温室効果による猛暑や、大気の成分が光合成により二酸化炭素から酸素へと変化したこと。全球凍結や氷河期。しかし、生命はそういった絶滅の危機を乗り越えることにより進化し、海から淡水へ、そして陸地や空に生存領域を広げて行った。
僕は、人類は宇宙で生活・活動することのできる唯一の種であると考えている。しかし、人類が初めて宇宙に出てから数十年の時が過ぎたが、未だ地球の大気と重力の壁は厚く、宇宙での恒常的な生活は遥か彼方にある。
客観的に見て、人間は宇宙という無重力空間で活動するのに他のどの生物よりも適合した形態をしている。月や小惑星から資源を確保し、遠心力を使った人口重力を持つスペースコロニーを創るための原案もできている。大量の資源と人類を宇宙に送り出す方法も僕自身の頭の中では実現可能な領域に達している。僕自身は、人類は宇宙に進出することで新たな進化を迎えうる、地球(宇宙)の歴史的にみて進化の分岐点に立つ貴重な種だと信じたい。
人類は地球にとっての寄生虫・もしくは地上の生命を絶滅へと誘う悪魔なのか、魚類や哺乳類が進化したように新たに宇宙に適応する事ができうる種になるのか?今はまだ誰にもわからない。